北欧オーロラ Q&A!
北欧のオーロラについてまとめてみました。
まずはオーロラを見る大原則について
が一番のポイントになります。では、オーロラのQ&Aも含めてみていきましょう。
オーロラとは?
簡単に言いますとオーロラとは,太陽から宇宙に向けて飛び出してきた電気を帯びた大量の粒が地球というおおきな磁石に吸い寄せられて,大気圏に突入する時に空気中の窒素や酸素と反応して天空に描かれる光のショーです。従って地球がこれらの粒を引き寄せる力の強い、つまり磁場の強い所に出かける必要があります。
これは一般的にオーロラベルト帯と呼ばれる帯状の磁場です。これは昼,夜ではある程度の範囲で南北に移動しますが,夜は北半球の北欧では北緯60度付近から北に降りてきます。

2006年4月3日のフィンランドの電子密度の分布
暗いこと、夜があること
これもよく言われますが、真っ暗な場所に行かないと見えないというわけではありません、できればより暗い場所の方が良い程度です。北欧は温暖なメキシコ湾流のおかげで高緯度にもかかわらず、人々が生活を営んでいます、子供が学校に通い、人々が通勤し、漁業、農業がさかんで、どんな辺境な地でも普通の文化的生活が営まれています。
北欧で本当に真っ暗な場所は逆に辺鄙すぎて一般の旅行者には向かない場所です。できる限り暗い場所に行くこともさることながら、大切なのは人口の光がオーロラ観測の目に入らないということです。街の灯り、月灯り、民家の灯りが目に入らないような場所に出向くか明るい場所でも暗いところに身を隠していれば十分に観測はできます。
周りが明るいからオーロラが見えないのではなく周りの灯りを同時に見るから見えないのです。
Q. 赤いオーロラが見たいのですが?
これもよく耳にします、しかしこのように考えてみてください、黒い画用紙に赤のペンで字を書いたときに見えますか?答えは見えにくいだと思います。
実は赤オーロラは理屈ではこれと同じなんです。暗い天空に赤い色は人間の目にはやっぱり見えにくいのです。
Q. 満月の夜はオーロラが出ない?
これは満月の夜にオーロラが出ないのではなく、満月の夜には月明かりでオーロラが見えにくい、ということになります。
しかしよく考えて見ると、満月が見えるということは雲がかかっていないということです。
また、月明かりに負けないくらいのオーロラが出ている場合は、月とオーロラのとてもユニークな写真を撮ることもできます。
ただし、どんな小さなオーロラも見逃したくない場合は、新月の夜を挟んだ数日間に旅行日程を組むのがよいでしょう。
Q. オーロラカメラって?

フィンランドを例にあげると、様々な条件の4箇所(ソダンキュラ、ムオニオ、キルピスヤルヴィ、ウツヨキ)に1973年、全周をカラーで撮影できる魚眼レンズのカメラが設置され、コンピュータ制御でオーロラの撮影を行っています。これは学術目的ですが、インターネットで撮影された映像を見ることができます。
オーロラカメラの参照サイト
行き先の緯度が適切であること
北半球の北欧では北緯65度から70度付近のオーロラベルト帯にいることが最も適しているといえます。
北極圏は北緯66度33分よりも北の地域を指します。
| トロムソ | 北緯69度40分 |
| サーリセルカ | 北緯68度30分 |
| ロヴァニエミ | 北緯66度34分 |
| ヘルシンキ | 北緯60度10分 |
雲がかかっていなこと
人間とオーロラの間には少なくとも80km〜120kmの距離があり、これは大気圏の厚さ程に等しいことになります。従って観測する人とオーロラの間に雲があっては観測はできなくなります。
では北太平洋からの湿った空気は北欧の山脈にぶつかってノルウェーの海岸線に湿った空気を残し、内陸部に乾いた空気が流れ込みます。従って北欧では雲がかかりにくいといわれています。
では海岸線は雲で見えないのかといわれますが、そんなことはありません、なぜなら雲は動いているからです。
また北欧は、カナダ、アラスカに比べ、温暖な海流の影響で比較的気温が高めですから、ご高齢の方にも体への負担は少なくなります。
Q. 寒くないと見えないのでしょうか?
オーロラは北緯60度以北のオーロラベルト帯にいれば9月〜4月中旬までは肉眼で観測することが可能です。
寒くないと見えないのではなく、寒いと空気中の水分の絶対量が低く雲ができにくくなるのです。また秋には見えない?そんなことはありません、実は秋は地球の両極に夜があるためにオーロラのエネルギーが両極で共鳴しているので観測しやすい季節なのです。
また秋の北極圏は一瞬です、それだけに秋は貴重な体験ができるのも事実です。
よく言われますが、カナダやアラスカは防寒服が無料で用意されているのになぜ北欧は有料なのか、北欧は普通に生活している場所に出向いています、現地の人が毎日防寒服を着なければいけないような所に生活があると思いますか……そんなことは無いはずです。
Q. 森の観測小屋に一晩いないと見えない?
確かにオーロラ観測には根気は必要です、オーロラベルト帯の中で真っ暗な観測小屋で晴天が予想されるときに一晩いれば確率は高いでしょう。
北欧は高緯度でもメキシコ湾流のおかげで、冬でも人々が普通に生活をしています。各国の首都を楽しんだり、列車に乗ったり、サンタクロースに会ったり、独特の北欧デザインに触れたりと、とにかく多彩です。オーロラを見に行くだけではなく、ぜひその国の冬の旅を楽しみましょう。
Q. ラップランドではどんな服装がいい?
氷点下とはいえ外に何時間もいることはほとんどない上、屋内は暖かいので重ね着が基本です。天気予報をチェック(天気図で気温や天気はわかります。)、あるいは町のあちこちにある温度計をみて、天候にあわせて重ね着具合も調節するとよいでしょう。イメージ的には札幌雪祭りにいく感じです。
服装に関しての詳しい情報はフィンランド政府観光局のホームページをご覧下さい。