サンクトペテルブルグの観光地情報
サンクトペテルブルグ
17世紀初頭、ロシア最後の王朝、ロマノフ王朝が誕生し、その約100年後の1703年、ピョートル大帝によって、ロシアの首都として建設されたのが、サンクト・ペテルブルグです。
1917年のソ連革命以後、首都はモスクワに移転されましたが、「ヨーロッパへ向けられた窓」と称された、西欧化の象徴として築かれたこの街は、今も帝政ロシアの歴史や当時の栄華を色濃く残す、魅力的な街です。「北のベニス」とも呼ばれるこの古 都は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、訪れる観光客を引き付けてやみません。
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左から「エルミタージュ美術館」、「血の上の教会」、「ピョートル夏の宮殿」
アクセス
日本からのアクセスは、アエロフロート・ロシア国際航空、フィンランド航空を利用するのが便利です。また、2008年の4月からは、トランスアエロ航空が直行便を成田に就航させています。
| 飛行機 | 成田〜モスクワ乗り継ぎの乗り継ぎ便は、アエロフロートが毎日運行しています。 また、トランスアエロ航空が週2便(火・金)、成田から運航しています。 その他乗り継ぎ便で利用しやすいのは、フィンランド航空のヘルシンキ乗り継が便利です。 |
|---|---|
| 鉄道 | モスクワ⇔サンクトペテルブルグ間 : 夜行列車は1日8本前後で約8時間 |
| 空港⇔市内 | 市内から南方約18kmのところに、プルコヴォ1(国内線空港)とプルコヴォ2(国際線空港)があります。CIS諸国からの便は従来プルコヴォ1発着でしたが、2008年4月現在、修復中のため、プルコヴォ2(国際空港)が使用されています。国内線空港は、3階建て。1Fは到着ロビー、2Fは出発ロビー、3Fには、各航空会社のオフィスやレストラン、カフェなどがあります。そして、この建物は、3つのセクター(Sector)から成り立っています。
(1)セクタ−“A” (ア−:英語表記も同じA、空港の建物に向かって、一番左側のターミナル。1F到着ホールは No.1 )。主としてアエロフロート航空(SU)が使います。 (2)セクター“Б” (ベ−:英語表記はB、空港の建物に向かって見ると、まん中のターミナル。 到着ホールは No.2。2008年4月現在改装工事中ですが、主として、CIS諸国の飛行機便が利用していました。 (3)セクター“B” (ヴェ−:英語表記 V、空港の建物に向かって一番右側のターミナル)。1Fからの出入りはできません。2Fに、車で直接乗り付けるか(2Fに上がる所には、遮断機があり、警官がコントロールして います。許可されない車両は、2Fに上がれないので、1Fから、階段を使って徒歩で入り口まで上がらなけれ ばなりません。セクター“A(A)” “Б(B)” と “B(V)”は、建物の中で繋がっていますが、徒歩移動をすると、 “A(A)” から “B(V)”は5分近くかかります。 セクター “B”(V)は、主として、航空会社RUSSIYA-Russian Airlines(ロシヤ−ロシアンエアライン/FV・旧プルコヴォ航空)が、使っています。
注意:現在、SUとFVはコードシェア契約を結んだため、どちらのセクターに到着するのか、わかりにくい場合もありますので、ご注意下さい。余裕を持って空港に行くことをお勧めします。 例:モスクワ/サンクト・ペテルブルグ便で FV18xxと始まる4桁の便は、FVであっても、セクター“A(A)”を現在利用しています。また、 SU14xxと始まる4桁の便は、SUであっても、セクター“B”(V)を現在利用しています。 プルコヴォ1(国内線空港)とプルコヴォ2(国際線空港)は、車で移動すると、7〜10分程度と距離は近いのですが、この2区間を運行している路線バスやマルシュルートカはありません。後述のАэропорт Экспресс(Airport Express)というバスが、事前に電話で連絡があれば、プルコヴォ1(国内線空港)からプルコヴォ2(国際線空港)(あるいは逆)を経由してくれるとしています。 両空港から市内へは、車で移動した場合、約1時間程度です。(夜間で道が空いていれば、約40分程度。日中で交通渋滞があると、約2時間近くかかる場合もあります。) プルコヴォ1(国内線空港)と空港から市内への行き方 空港から市内へ行く場合には、1).タクシー 2).バス 3).乗り合いタクシー(マルシュルートカ)があります。 1).タクシー :どちらのセクターにも、タクシー会社がカウンターを出しています。そこで、目的地を告げ、料金を支払います。市内中心地までは、目安として、約1,200〜1,800ルーブル程度(約50-70USD)は見ておく必要があります。深夜の到着の場合には、深夜割り増し料金がかかります。白タクの客引きもかなり強引ですので、お気をつけ下さい。 2).バス :空港の建物を背にして右側のセクター“A(A)”(SUターミナルとも言われます。)の到着ロビー(1F)を出たところにバス停があります。39番バスを利用します。このバスが、空港から、地下鉄(メトロ・マスコフスカヤ)まで運行しています。料金(16ルーブル:2008年4月現在)を車掌がいれば車掌に、いない場合には、降りる際に、運転手に直接支払います。 さらに、最近、Аэропорт Экспресс(Airport Express)というバスが、空港と市内を循環しはじめました。 空港/メトロ・マスコフスカヤ/メトロ・マスコフスカヤ バロータ/メトロ・テフノロギィーチェスキィー・インスティトゥート/メトロ・プーシキンスカヤ(=ヴィ−テフスキ−駅)料金は、空港/メトロ・マスコフスカヤは50ルーブル、空港/メトロ・プーシキンスカヤ(=ヴィ−テフスキ−駅)は、70ルーブルとなっています。(http://www.airportexpress.ru に、詳しい情報がロシア語と英語で出ています。) 3).乗り合いタクシー(マルシュルートカ) :これは、39番のバス停の近くに停まります。(空港到着も同様)小さな、白ないしは黄色のミニ・バンタイプです。番号は、K-39番で、料金は20ルーブル。乗車時に直接、運転手に支払います。バスもマルシュルートカも、大きな荷物を車内に持ち込む場合には、もう1名分支払う必要があります。39番のバス同様に、空港と地下鉄(メトロ・マスコフスカヤ)を結んでいます。 プルコヴォ2(国際線空港)と空港から市内への行き方 プルコヴォ1(国内線空港)からもう少し市内寄りに、国際線の空港があります。空港に向かって、左側の建物が到着ターミナルビル。右側が、出発ターミナルビルです。どちらも2階建てで、それほど大きくはないので、比較的わかり易い構造です。 国際線空港から市内への行き方は、基本的には、前述国内線の1)、2)、3)とほぼ同じです。 1)タクシーは、到着ロビーに、タクシー・カウンターがあります。 2)バスの場合、両ターミナルビルの中ほどにあるバス停から、メトロ・マスコフスカヤまで13番のバスが運行しています。料金は、国内線空港からと同じ(16ルーブル)です。 3)マルシュルートカは、K-13番です。料金は、現在国内線と同じ(20ルーブル)。メトロ・マスコフスカヤでの13番、K-13番の乗り場は、39番、K-39番より、もっと、マクドナルド寄りですが、どちらも、それほど離れてはいません。 上記の1)、2)、3)のどの交通機関の運転手も基本的に英語を話せません。また、車内放送もなく、ロシア語を話せない一般の観光客が利用するのは、非常に難しいと言えます。駅界隈や地下鉄近辺、また構内には、十分な英語のインフォメーションもありません。市内/空港間のアクセスには、事前に日本で車の手配を予約しておくか、ホテルのフロントで車を依頼することをおすすめします。 (金額データは2008年4月のもの) |
市内の交通
サンクト・ペテルブルグは観光都市ですが、それでも街中で英語の情報を見つけることは難しいと言えます。(街の何箇所かには、ツーリストインフォメーションがあります。)街を歩く際には、ロシア・キリル文字と日本語、もしくはロシア語と英語と両方併記してある地図があれば便利です。
地下鉄(メトロ)
1回の乗車には17ルーブルが必要です。距離や区間には関係はなく、1回乗車をすると、外に出るまで、乗り換えを何度してもかまいません。
地下鉄構内の入り口近くのカッサКАССА(カッサ)と言われる切符売り場でЖЕТОН(ジェトン)と言う、表面にメトロの「М」の文字が描かれている、金属製のコインを買います。利用1回につき1個(17ルーブル)のジェトンが必要です。このジェトンを改札口に入れ、→(矢印)が緑に変わったら、バーを押して入場します。
ロシアのエスカレーターは、深さがあり、またスピードも日本のエスカレーターより速いのが特徴です。右側に立ち、左側を急ぐ人のために空けて置くのがエチケットです。
バス あるいは トロリーバス
1回の乗車には16ルーブルで、これも距離や区間には関係はありません。車掌がいる場合には、車掌に料金を支払い、引き換えに小さな紙のチケットをもらいます。このチケットを下車するまで手元で保管して置いて下さい。中心部の公共交通機関では、よく、不正乗車のチェックをする係員が乗り込んできて、料金を支払ったかどうかを確認します。万が一、このチケットを紛失していると、罰金を要求されます。車内が混んでいて、車掌にお金が払えない場合には、小銭を準備し、支払う意思があることを見せる必要があります。(高額紙幣ではおつりがない場合、あるいは嫌がられる場合もありますので、小銭を用意しておくことをお勧めします。車掌がいなければ、降車時に、運転手に払います。
乗り合いタクシー(マルシュルートカ)
多くが、路線バスと同じルートを走ります。乗客は手を挙げ、停め、乗り込み、運転手に直接料金を支払います。料金は、各マルシュルートカによりまちまちですが、平均すると、14〜25ルーブル程度のようです。乗客は目的地が近づくと、自分の降りたい場所で停まってくれるように、運転手に頼み、停めてもらいます。ルートを知っており、なおかつロシア語ができないと乗りこなせない乗り物です。
タクシー
タクシーマークをつけた車も多くはなってきましたが、その多くが白タクであったり、またメーターでカウントする器械は設置されておらず、ロシア語あるいは片言の英語で行き先までの料金を交渉しなければなりません。これは、観光客の場合、足元を見られる場合も多いので、基本的には、ホテルでタクシーを依頼することをお勧めします。電話でタクシーを呼ぶこともできますが、多くの場合、対応はロシア語のみ、英語で交渉できるところは、まだ少ないのが現状です。
地下鉄、バス、乗り合いタクシーの公共交通機関には、多くのスリがいて、観光客を狙っています。利用回数は極力少なくするか、利用の際には、細心の注意を払う必要があります。白タクなどは、危険が伴いますのでお勧めできません。
観光情報
世界遺産の指定を受けているこの街は、街全体がひとつの大きな美術館のようです。
その筆頭である、エルミタージュ美術館は見学に1日かけても足りません。聖イサク寺院、血の上の教会、アレクサンドル・ネフスキー修道院などなどの教会、いくつもの運河や雄大なネヴァ河、博物館など、枚挙にいとまがありません。さらに郊外へと足を延ばせば、琥珀の間で有名なプーシキン市のエカテリーナ女帝の宮殿、夏季の噴水が見事な、ペトロドヴァレツ(ペトロゴフ)市のピョートル大帝の夏の宮殿とその公園。そして、ロシアのバレエを劇場で楽しむひと時。3日、4日という滞在も飛ぶように過ぎていくはずです。
おみやげ・ショッピング
観光スポットのあちこちに、おみやげ物を売るスタンドが立ち並んでいます。また、血の上の教会のそばには、このようなお土産物屋が軒を連ねた小さな「のみの市」もあります。これらを覗き込んで見るのも観光の楽しみのひとつと言えます。しかし、粗悪品も多いので、購入の際には、十分に気をつけて下さい。せっかく買って、日本まで持って帰ったら、破損していたということにもなりかねません。
ネフスキー大通りの中心に位置する黄色の巨大な3角形をしたデパート「ガスチンヌィ・ドゥボール」、その反対側にある「パッサージュ」というデパートには、ロシアの民芸品を置いたコーナーもあります。またその近くにあるペテルブルグで一番大きな本屋「ドム・クニーギ」では、たくさんのきれいなサンクト・ペテルブルグのカレンダーが販売されています。
最近では、日本人観光客の口にあう、おいしいチョコレートも増えてきました。ソ連時代から有名なシャンパンも、荷物の重量に余裕があればお勧めです。ウオッカやコニャックを購入する際は、きちんとしたお店で。瓶の蓋が開いてしまい、荷物が濡れてしまったという残念なことがおきないように。
キャビアは魅力的ですが、ワシントン条約に基づき、1人につき、ロシアから持ち出せるのは250gまでとなっていますが、日本の税関では持ち込みが制限されており、2008年4月以降、日本への持込が許可されているキャビアの数量は、一人1回あたり125g以下ですので、お気をつけください。
骨董品や絵画の持ち出しには、税関が制限を設けています。イコンなどの古い絵画や、ロシアの文化的遺産と思われるものには、文化省の許可が必要です。この許可がないと、税関で没収の対象になってしまいますので、ご注意ください。